ショッピングをしていて、一目惚れでをしてついつい予定外のものを購入してしまうことはありませんか? …お目当てのものは売り切れ。でも、同じお店でさらに素敵なものを見つけて購入した、ということはないでしょうか。 人との出会い、物との出会いに、一期一会”や”運命”を感じることもあると思います。

CÉCILE ET JEANNE(セシル・エ・ジャンヌ)のデザイナー・ジャンヌ(下記写真)が大事にしているコンセプトの1つに、“Act in the Moment”があります。これは、“その瞬間、瞬間が偶然を含めて意味がある”という考え方です。
CÉCILE ET JEANNE
のアクセサリーは、ハンドメイドでつくられています。そのため1点1点かたちや色に微妙な風合いの違いが出るのも特徴です。世界で1つしかないアイテムが誰かの元に届くのは、偶然でもあり必然的な唯一の巡り合わせとも言えます。

ジャンヌと同様こうした”瞬間”や”偶然と必然”に注目した写真家が、ゲイリー・ウィノグランド(Garry Winogrand)です。ジャンヌが好きな写真家の1人で、ストリートにてスナップ写真を多く撮っています。それらは予定調和ではなく、その瞬間に偶然映りこむものも含めた作品になっています。

ゲイリー・ウィノグランド19281984年)は、20世紀を代表するストリート写真家です。ニューヨークで生まれ、ニューヨーク市立大学とコロンビア大学で絵画や写真を学び、当初はフォトジャーナリストとして、また広告や商業写真などを多く撮り、様々な雑誌に寄稿していました。

 


1960年代になるとニューヨークの路上でハンディカメラによるスナップ写真を撮り始めます。広角レンズを使用することで、人や動物を至近距離から撮影しながらも同時に周囲を通る人々や背景全体を写真におさめていきました。その瞬間の偶然の関係性を切り取ることで、当時のアメリカ社会を映し出しています。

彼の代表的な作品集として、動物園での人と動物の様子を撮影した『The Animals』(1969年)や、60年代のウーマン・リブ以降の女性たちをテーマにした『Women Are Beautiful』(1975年)などがあります。『Women Are Beautiful』のカバー(写真上)は、オマーラ・ポルトゥオンドなどキューバの女性歌手たちによる同名のオムニバスアルバム「WOMEN ARE BEAUTIFUL」のCDジャケットにも使われています。

参考

アジェ・フォト

IMA online blog

MOMA(英語)

皆様のお手元に届いたCÉCILE ET JEANNEのジュエリーは、数々の偶然を経て辿り着いたたった1つのもの。この出会いを大切にしていただければとても幸せです。